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矢崎俊一と対談 パート2

殻に閉じこもらず楽しく生きて欲しい
助け合い頑張っている姿を伝えていく

安藤先生は24時間ずっと患者さんを傍で見て、治療の参考にしたい
ということでしたが、新たな発見はあったでしょうか。
普段は治療院で元気に見送っても、そのあとのことは分かりません。
今回の旅行はずっと一緒に過ごせたので、たくさんの発見がありました。

パーキンソン病の患者さんは、どうしても考えることが多くて、疲れやすいのだと思うんです。
電車に乗っていても、次の駅で立てるだろうか、足が動くだろうか、
ああでもない、こうでもないと頭をつかい、それだけで随分とエネルギーを消耗しています。

こうした事情もあって、夕方になると顔が険しくなり、
疲れてくるのがよく分かりました。

夕方の落ち込みを少なくするため、考え方を変えたり、
上手に休憩を入れるのが大切だと思います
私も同行させていただきましたが、沖縄へ着いた時の患者さんの顔と、
帰る時の生き生きとした表情の違いに驚きました。
患者さんの反応はいかがでしたか。
同じ病気で悩んでいる人同士が、お互いに話をすることで、
気持ちも楽になると思うんです。

今回の旅行でみんな仲良くなったから、また会って話もできるし、
この人間関係はきっと財産になっていくはずです。

自分が辛いとき、あの人だって頑張っているのだから、
しっかりしなきゃいけないと言ってくれた患者さんもいました。
やはりお互いの顔が見えると違うんだと思いました。

みんなに紙細工の箱をプレゼントしてくれた患者さんもいました。
入れ子細工になっていて、中にいくつも箱があり、もの凄く手間がかかるんです。
自由に手が動く訳ではないけど、何カ月も前から準備して、
旅行の日に間に合わせてくれました。

一つの目標ができると、そこに向かって努力できる。
患者さんにとっても、いろんな意味で充実した時間になったと思います
旅行の準備を含めて、
大変なことも多かったのではないでしょうか。
直前に寝込まれて、キャンセルしたいと連絡がありました。
以前に飛行機の中で具合が悪くなったこともあり、
迷惑がかかるといけないので辞退したいと言うのです。
どうせキャンセル料はかかるから、当日まで様子をみて欲しいと言いました。
まだ若い方なので、ぜひとも来て欲しい患者さんだったんです。
空港で姿を見たときは本当に嬉しくて、みんなが揃っただけで、
肩の荷がおりたような気分でした。
機内では隣に座ったのですが、背筋が伸びてニコニコと笑っているし、
何も心配するようなことはありませんでした。

福田稔先生から、沖縄にお届けものをいただいたんです。
そのお礼に一言ずつ、色紙に寄せ書きして送ったのですが、
その方は『沖縄は再生の第一歩となりました』と書いていました
ちょっとしたきっかけで患者さんは変わるんだと思いました。
普段は家族に手伝ってもらわないとお風呂に入れないのに、
旅行にみんなで来たから、自分ひとりの力でできたという人もいましたね。
体を温めて気分が良くなると、随分と症状は変わってきます。
それと意識の持ち方を変えるだけで、普段はできないことが、
できるようになる場合もあります。
そういう患者さんを、たくさん見てきました。

例えば歩くのは不自由だけど、走れる患者さんがいます。
実際に見せてもらいましたが、陸上部だったから本当にきれいなフォームなんです。
歩くときは右足から出そうか、左足から出そうか、あれこれ考えないといけないけど、
走っているときはそんな暇はありません。
すぐに次の足を出さないとこけるから、つまり考える必要がないから走れるんだと思います。

近所で火事があったとき、消火器を持って走り回った患者さんもいます。

電車が遅れて歌舞伎の開演時間が迫っていたとき、
みんなのチケットを持っていたから必死で歩いて、間に合ったという例もありました。

こういうときは、頭の中からパーキンソン病が消えているんです。
簡単ではありませんが、頭の中にある意識を外すだけで症状は変わってきます。
逆に意識を強く持ち過ぎて、症状を悪化させている可能性もあるのです
パーキンソン病の治療に携わってきた経験から、患者さんや支えている家族の方に、
最も伝えたいのはどんなことでしょうか。
どんなことがあっても、楽しく生きて欲しいと思います。
何をするにも時間がかかり、昔できたことができないのですから、
もちろん歯がゆい思いはあります。

でも、そこで自分の殻に閉じこもってしまったら、どんどん悪くなっていくだけです。
できることだってあるのだから、居直って楽しく生きていくしかありません。

それともう一つ、自分の意見を持って欲しい。
会うたびに言うことが変わってしまう人、自分がない人は治療が難しいのです。
しっかり感性を磨いて、はっきりと自分の意見を言えるようになって欲しいです。

あとは皆で助け合えばいいと思うんです。
字が書けない人には、書ける人が代わりに書いてあげればいい。
うまく歩けない人がいれば、歩ける人が手をひいてあげればいい。
そうやって患者さん同士が、助け合っていくことも大切だと思います。
私たちの治療院で助け合いを実践し、頑張っている姿を発信していきたいのです。
それを受け止めて、いまパーキンソン病で悩んでいる患者さんの気持ちを変えられるかもしれません。そうすれば周りの家族も、明るくなれると思います
旅行の次は、患者さんと一緒に、
どんなことを実践していきたいですか。
情報を発信するために、みんなで本を書こうと言っています。

患者さんが自分自身の言葉で伝えて欲しいのです。
薬の飲み方一つとっても、様々な工夫の仕方があります。
やっぱり患者さんが言わないと説得力がありません。

みんなで一生懸命に書いて本が売れたら、そのお金で旅行に行こうと言っています。
今回はお金を払ったけど、次の旅行は自分たちで稼ごうという訳です。
売れないと貧乏旅行になるから、日常生活の中で気付いたことは何でもメモしておいて、
良い本にしようと励まし合っています。

そうやって自らのことを書きとめておくことによって、
今までとは違う意識で、パーキンソン病に取り組めるようになると期待しています
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